この本の最大の特徴
これは講義録でも格言集でもなく、「松下幸之助が塾生に向けて語りかけた肉声の記録」です。松下政経塾に保管されていた未公開テープ約100時間から厳選された言葉が、全48項目にわたってまとめられています。活字として読むというより、本人から直接語りかけられているかのような臨場感があり、関西弁の語り口がそのまま生きています。没後20年を経てなお古さを感じさせない普遍性が、この本の最大の価値です。
著者からのメッセージ
「仕事の勝負と賭け事は違う。絶対に成功するということを確実にしてやるべきだ。これはやるべきものだと思い、行動の善なることを信じてやる。そのために勉強もする」
全48項目で語られるリーダーの心得
I部:成功するために知っておいてほしいこと ——素直な心でいること、人間の本質を知ること、知識でなく知恵で悟ること
II部:道を切りひらくために知っておいてほしいこと ——初志を貫くこと、一事に成功するまで努力をやめないこと、使命感と気力を持つこと
核となるメッセージ
・素直な心でいることが、すべての出発点 ・知識でなく知恵——知識でわかるのではなく、心でわかる「悟り」こそが大切 ・一事に成功できない者が、あせって万事手を出してもそうそう成功するものではない ・進退きわまると人間は強くなる。必要のない仕事などどこにもない ・社長というものは心配するために存在している
読者の声
「何度読んでも惹かれる。心が落ち込んでいるときに読みたくなる」 「ふと忘れた頃に読み返すと、真摯さが大切なんだと背中を押してくれる」 「リーダーにならない人にも知っておいてほしい内容」 一方で「関西弁の言い回しが独特で、理解しにくい箇所もある」という声も
こんな人におすすめ
✓ 経営者としての思想の「軸」が欲しいと感じている方 ✓ 管理職・リーダーとして日々の判断に迷いを感じている方 ✓ 「知識はあるが、知恵が足りない」と感じているビジネスパーソン ✓ 松下幸之助の言葉を、テキストではなく肉声の語り口で読みたい方 ✓ 1日1項目、じっくり読み返したい本を探している方 ✓ 精神論ではなく、具体的な心得として経営哲学を学びたい方
この本の真価
この本の真価は、1回読んで終わりではなく、節目ごとに手に取って読み返すところにあります。その人のレベルや立場によって、同じ言葉から受け取るものがまったく変わる奥深さがあります。128ページというコンパクトさで、松下幸之助の経営哲学の核心に触れることができる稀有な一冊です。
経営者でなくても使える
タイトルに「リーダーになる人に」とありますが、素直な心、奉仕の心、和を第一とすること——これらは職種・役職を問わず、すべての人間に通じる普遍的な哲学です。「掃除で悟る」という考え方に代表されるように、日常の些細なことを大切にすることが人間としての成長につながるという思想は、あらゆる立場の人に刺さります。
経営の神様が80代に語った、変わらない真実
1980年代前半に語られた言葉が、数十年を経た今も色褪せないのはなぜか。それは松下幸之助が、流行や時代の変化ではなく、「人間の本質」を語り続けたからです。政財界に多くのリーダーを輩出してきた松下政経塾の原点が、この128ページに凝縮されています。
ページ数
128ページ
出版社
PHP研究所
発売日
2009/3/24
著者
松下 幸之助

著者プロフィール 松下幸之助(まつした こうのすけ、1894年11月27日〜1989年4月27日)は、日本の実業家で、パナソニック(旧・松下電器産業)創業者。和歌山県生まれ。丁稚奉公を経て1918年に松下電気器具製作所を創業。「水道哲学」を掲げ、大衆の生活向上を目指す経営で高度経済成長を牽引。経営の神様と称され、PHP研究所を設立し人材育成にも尽力した。
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