この本の最大の特徴
これは成功者の武勇伝ではなく、「逃げて逃げて、それでも生きていたら、気づいたら仲間と家族に囲まれていた男の実話」です。貧乏・いじめ・ひきこもり・両親の離婚・受験の失敗——これでもかというほどの「ダメな過去」が包み隠さず語られます。エネルギッシュな成功者のイメージとはまるで違う、どこかうだつの上がらない著者の人柄が伝わってきて、それがかえって読者の心を動かします。「強くなくていい。前に進まなくていい。逃げたって、生きてさえいれば」——そんなメッセージが全編に漂っています。
著者からのメッセージ
「改めて振り返ってみると、僕の人生、逃げっぱなしだった。でも、今、僕は思う。世の中は広い。どんな人にだって、どこかにきっと、何も恐れることなくハッピーに暮らせる場所があるはずだ。前に進まなくたって、逃げたって、生きてさえいれば、きっといつか、そんな場所にたどり着く」
6章構成で語られる、逃げっぱなしの半生
第1章:貧乏な家に生まれて ——格差の中で育った幼少期。それでも人が好きだった
第2章:「ひきこもり」だったあの頃 ——押入れの中で過ごした中学・高校時代。逃げながらも止まらなかった
第3章:長いトンネル ——センター試験の申込み忘れ、浪人中の寝坊。失敗の連続
第4章:起業前夜 ——「家族のそばにいたいから」という動機で起業を決意するまで
第5章:ペパボ黎明期 ——自宅の一室からロリポップ!を立ち上げた創業の日々
第6章:成功、そして未来へ ——JASDAQ最年少上場の先に見えてきたもの
核となるメッセージ
・「死ぬなら、逃げろ」——逃げることは悪くない ・好きで得意なことに没頭すること、そしてそれが世の中のニーズに合っていること ・生まれつきの能力も、恵まれた環境も、必須ではない ・「逃げるけど止まらない」——引きこもりながらもデザインとプログラミングを磨き続けた
読者の声
「肩の力を抜いて読み終えることができた。自分と同じようなダメな人間が、もがきながら生き抜いている身近な本だと感じた」 「ホリエモンの『ゼロ』が共感を呼ぶように、家入さんの過去も多大な共感を呼ぶ」 「浪人2年目、試験当日に寝坊——想像しただけで泣ける。でも読み終えると勇気をもらえた」 一方で「やり手の実業家というより、普通の人が成功した話だと思って読むといい」という声も
こんな人におすすめ
✓ 人生に壁を感じ、「逃げてもいいのか」と悩んでいる方 ✓ ひきこもり・不登校など、社会からはみ出した経験がある方 ✓ 「普通の人間でも起業できるのか」を知りたい方 ✓ 強くなれない自分に諦めを感じているすべての人 ✓ ロリポップ!・CAMPFIRE・ブクログの原点を知りたい方 ✓ 今の人生でいいのかと漠然と迷っているビジネスパーソン
この本の真価
この本の真価は、「成功の方法」ではなく「逃げながらでも前に進んでいれば、いつかたどり着く」という生き様そのものにあります。完璧な人間が語る成功論ではなく、ダメだらけの人間がもがき続けた記録が、読む人の心をほぐし、背中を押してくれます。
経営者でなくても使える
タイトルに「社長になれた」とありますが、この本の本質は起業論ではなく「生き方の物語」です。仕事が続かない人、挑戦しては諦めてしまう人、今の選択が正しいのかわからない人——すべての人が自分と重ねながら読める、人生の本です。
ページ数
230ページ
出版社
ワニブックス
発売日
2007/1/31
著者
家入一真
著者プロフィール 1978年12月28日生まれ、福岡県宗像市出身。中学2年から高校3年まで押入れを改造した自室にひきこもる。その後、深夜のパン工場アルバイトや新聞奨学生を経て、「家族のそばにいたいから」という理由で起業を決意。2001年、自宅の一室でレンタルサーバー「ロリポップ!」を立ち上げ、110万人が選ぶサービスに成長させた。ブクログ・CAMPFIREなど数々のトップサービスを立ち上げ、JASDAQ最年少上場社長を達成。現在も連続起業家として新しい働き方・生き方を発信し続けている。
著者ページ
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