この本の最大の特徴

これは成功者の武勇伝ではなく、「決断の基準をどこに置くか」という根源的な問いに向き合った本です。著者は、人間の決断には「体」「心」「魂」という3種類の基準があると説きます。損得や世間体(体・心)で判断し続ける限り、人生は大きな局面へ進まない。最後によりどころとすべきは「魂の声」であるというメッセージが、著者自身の修羅場の実体験とともに語られます。孫正義との交渉で何十億の契約を断った決断、息子を家から追い出した決断など、大物経営者があまり明かさない素顔の決断まで収録されています。

著者からのメッセージ

「人生に訪れるさまざまな決断の瞬間を、毎回毎回、損得や世間体に引きずられて下し続けている限り、あなたの人生は決してそれ以上大きな局面へは進みません。魂の声を聞き、魂の決断をすること——それが、決断で人生を変えていくたったひとつの方法です」

5章構成で語られる、決断の哲学と実践

第1章:決断によって自分の道を作る ——孫正義との出会い、価格競争を起こす機械の開発、「売らない」という大きな決断

第2章:決断の基準 ——王道を選ぶ。決断には3種類ある。「魂」の決断はとてもシンプル。余命3カ月仮定で本質と向き合う

第3章:家族・友人関係における決断 ——結婚の決断、息子を家から追い出す決断など、一人の人間としての決断

第4章:決断に失敗はつきもの——失敗から学べ ——「心」で判断した仕事は成果が上がらない。人は最後のところ理性では動かない

第5章:決断の総仕上げ ——引き際の決断。1,000人の人生を懸けた決断。後悔のない歩み方をしてきた人

核となるメッセージ

・決断の基準を「体(本能)」「心(感情・世間体)」ではなく「魂」に置く ・余命3カ月と仮定して本質と向き合う——死から逆算して今を決断する ・自分が本当にしたいこと、なすべきことをする。そこに他人の評価が入る余地はない ・短期的な損得は足をすくわれる。王道の選択を貫くことが長期的な成功につながる

読者の声

「決断力を高めるというより、日々の物事の考え方を変えてくれる一冊」 「読んだ後はなぜか涙が溢れてきた。著者の人生観、仕事観に感動した」 「第2章だけでも、この本を買う価値がある」 一方で「自慢や強調しすぎの部分もある」という声も

こんな人におすすめ

✓ 重要な局面での決断に迷いを感じている経営者・リーダー ✓ 「このままでいいのか」という漠然とした不満を抱えているビジネスパーソン ✓ 目先の利益と長期的な正しさの間で葛藤している方 ✓ 一人もリストラしないという経営方針の背景にある哲学を知りたい方 ✓ 孫正義・稲盛和夫など大物経営者との実際のエピソードに触れたい方 ✓ 自分の人生における「決断の基準」を言語化したい方

この本の真価

この本の真価は、決断のテクニックではなく、決断の「軸」を与えてくれることにあります。「余命3カ月と仮定したとき、この決断を下せるか」——この一つの問いが、迷いを断ち切る力を与えてくれます。経営の局面での決断から、結婚・家族という私生活の決断まで、一人の人間としての著者の誠実な姿勢が本書に貫かれています。

経営者でなくても使える

タイトルに「決断」とありますが、仕事・転職・結婚・人間関係——人生のあらゆる場面で「どこを基準に決断するか」という問いは普遍的です。損得や世間体に流されず、自分の魂に従って生きることの大切さは、職種・役職を問わず誰にでも刺さるメッセージです。

創業から一人もリストラしなかった経営者の決断哲学

25歳で起業し、史上最短で上場を果たしながら、20年以上誰一人リストラすることなく1,100人の社員とその家族を守り続けてきた著者。その決断の裏に何があったのかが、この158ページに凝縮されています。

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Amazon The 決断 決断で人生を変えていくたったひとつの方法 Kindle版

ページ数

158ページ

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日

2009/8/5

著者

大久保秀夫

The 決断 決断で人生を変えていくたったひとつの方法 - 渡辺喜久男の経営本

著者プロフィール 1954年10月2日、東京都生まれ。國學院大學法学部卒業後、アパレル企業・外資系英会話教材販売会社に勤めるも、年功序列体質や人を使い捨てにする経営方針に納得できず退社。1980年、25歳で新日本工販株式会社(現・株式会社フォーバル)を設立。上場審査の厳しかった当時に、創業わずか8年2カ月という史上最短・最年少記録(当時)でJASDAQ上場を果たす。その後も情報通信業界で挑戦を続け、国内3社・海外1社の合計4社を上場。現在は従業員数約1,100名、法人クライアント数10万社、グループ企業23社を率いる。創業以来、一人もリストラを行っていないことで知られる。

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